『東京 狂った街 いつからだろう失くしたパッション』
サッズのデビュー曲が脳内を占拠する。吐き気がするような人の群れ。なのにうすっぺらな人間関係。決して交わることはないのだろう。無機質極まりない。膨大な数のネオンが街を照らし出しているというのにそこにあるのは全てモノクローム。しかしそんなことを思ってみても所詮自分もその中の一人に他ならない。はぁ…。行き場のない溜め息がコンクリートジャングルの空に消えて行く。ナルシズムに溢れた今の団長、思わず斜め45°からのセルフポートレートを撮ってしまいそう…。
『シブヤ ハチヂ トノ マテルカラ』
一通の電子メールが団長に届く。翼の折れた団長にはそれだけで充分だった。そう、殿と団長は言わずもがなナナとハチ。あの星を集めて、この胸に飾りたい。ナナに会える、その一点でハチの股間はいきなりK点越えだった。ねえ殿、アタシは運命とか信じちゃうタチだから、アタシたちの出会いはきっと運命だと思うんだ。再会への期待にKカップ青木りんヨロシクのバストを弾ませ、ハチ公前に辿り着くと何やらただならぬ声が聞こえてくる。
『ぃよーしよしよしよしよしよし。』
と、殿っ!!!!!!!!待ち切れなかった殿はハチ公像をハチstarring団長と間違え、ムツゴロウプレイに走っているではないか!!!!!!!!
『かーいーでしゅねー、ここをこーするとハチは喜ぶんでしゅねー。よーしよしよしよしよし…』
だ、だめだ!メガネ奥の目が完全にイッている。危ないっ!このままでは殿は小便まで飲み出しかねない。シブヤでスカトロボーイと化す殿なんて団長は見たくない!止めなければ!そう思い、殿に声を掛けようとしたその瞬間、
『待って!』
シブヤの喧噪をかき消すように声が響いた。女性の声だ。声の主の顔を見た。あややだ。ひとし軍団・妹分オーディションで見事栄冠を勝ち取ったあややだ。
殿と団長の再会、それにあややの登場。嵐の幕開けか日本の夜明けか。終わりの見えない不定期書き足し決定!
『ねえ殿、あの頃のアタシは東京の空気にすっかり満足して、この話のゴールが全く見えてなかったのかな』
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- 2007/11/03(土) 00:00:01|
- 殿恋日記
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殿、おっしゃるとおりです。腕立て、腹筋をガンガンする女の子には近付くべからず、と聞いたことがあります。サスケで頑張る水野裕子からは恐怖しか感じられません。裕子が頑張れば頑張るほど恐怖は増大する一方。女の子の割れた腹筋、アレも恐怖です。男は引いてしまいますね。たしか裕子も割れていたかと記憶しております。やはり筋トレ頑張ってるけれど、プルプルしてる女の子のほうが断然魅力的です。ラットプルダウンでかるーい負荷なのにも関わらず、必死こいちゃってる姿にはグッとくるものがあります。『もっと肩甲骨寄せて!』とか『広背筋意識して!』とか思わず口走ってしまいそうですもの。あれも女性の本能なのでしょうか。だとしたら『神聖なジムで何男の視線意識してんだ!筋肉意識せー!』と腹が立つ、と同時にアソコも立ってしまう悲しい男の性(SAGA)。結局何が言いたいのかとりとめのない文章になってしまいました。整理すると、ピラティスの渡辺満里奈、ヨガの千葉麗子はアリなのか、ということでしょうか。個人的にSHIHOのヨガはアリだと思っています。『人それぞれ好みはあるけど、どれもみんな綺麗だね』とマッキーが言っているように最終的には何でもいいのかもしれません。男とも女とも言えないマッキーが言っているのだから信憑性は高そうです。おわり
- 2007/05/13(日) 00:00:00|
- 殿恋日記
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カラオケボックスを後にした二人はスペイン坂を登る。どうやらこの辺りにも殿オススメのカフェがあるそうだ。その店は坂の頂上にあった。なかなか急な坂道だった。おかげでハムストリングスにいい刺激を与えることができた。カランコロンカラン、そんな音がなっていたかは定かではないが店に入った。驚きの多国籍空間。外人さんも多い。イタリアはミラノを思い出した、といえば嘘になる。団長は日本から出たことがないからだ。そして二人はカフェラテを注文する。もちろん団長は低脂肪カフェラテだ。ここではエアペッティング、エアセックスなどについて語り合った。隣の席の淫乱女たちが興味を持って聞き耳を立てていたとかいなかったとか。こんな洒落た空間でも平気でシモネタを話す二人のワイルドさに、おそらく興奮せずにはいられなかったのだろう。と勝手な妄想を膨らます。あと女の店員さんが僕ら二人のことをどう見ていたか、を勝手に想像し語り合ったりした。たぶん二人のことを好きになっていただろうということでまとまったのだ。
そうしてギリギリの二人は渋谷を去り、中目黒に向かった。つづく
写真を撮りながら左後ろの女性が気になっている団長
写真を撮りながら左後ろの女性が気になっている殿
- 2006/11/04(土) 00:00:03|
- 殿恋日記
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その後、しばらく代官山をブラブラし(アソコもブラブラさせ)二人は渋谷へ向かう。とあるオーディションがある、そう殿は意味深に言っていたのだ。団長は『オーディションなんてdigmeoutオーディション以来だわ。水着審査があったらどうしようかしら。ムダ毛の処理できてない!恥ずかしい!』と顔を赤らめていた。すると『着いたよ、ここが会場だよ』、そう殿は言う。しかし、あれ?ここは単なるカラオケボックスじゃないか!ということは審査委員長は殿、あなたなのですね!殿は団長の歌唱力を審査しようと思われたわけだ。早速受付を済ませ、極狭の部屋へ入室。渋谷ということで渋谷系・小沢健二を入れようとすると違う曲のイントロが流れた。あれ?と思っていると堅くマイクを握りしめた殿がそこにはいた。審査委員長熱唱。オーディションと言いつつただ単に殿が歌いたかっただけなのだ。シャイな殿の婉曲的誘いを真に受けてしまった団長。まだまだ殿の未知は多い。そんなことにもめげず、団長は殿に野口五郎の私鉄沿線を捧げた。ビブラートを利かせ熱唱だ。歌い終わって殿のほうを見ると、殿は団長のほうをまったく見向きもせずひたすらカラオケ本をめくっていた。殿…。
それにしても殿は歌が非常にお上手だ。二人でカラオケは初めてだったのだがびっくりだった。生まれながらのハスキーボイスを生かしたサザン、スガシカオ、ミスチル。特にサザンは衝撃のレベル。もし団長が女の子だったなら子宮を飛び越えて卵巣にその美声が響いてしまうだろうし、もし団長が冨田ラボだったなら次回作は殿をフューチャリングするだろう。
そして最後はお決まりのサライ、ではなくファンタスティポ。ノリノリ風を装うも団長はサビしか知らなかった。しかし二人はここ渋谷で『※XSブラザーズ』を結成。音楽活動を視野に入れていくことが決まった。 つづく
※…気になるあの子はGカップ、僕らのアソコはAカップ。ボディサイズXS、人間性XSの30世紀型近未来ユニット。ファンタスティポを熱唱することで知られている。
野口五郎熱唱中(対照的に冷ややかな表情の殿)
殿の美声に体を許してしまう団長
- 2006/11/04(土) 00:00:02|
- 殿恋日記
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